【Russia2018】ここまでの感想・・・Vol.11

投稿者: | 2018年7月12日
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鎮魂歌その3・・・

●ベルギー●

 ここまで来たチームはすべて”健闘”しているわけで、健闘したというべきか分からないが、今回のベルギーは優勝候補に名前が挙がることもあったわけで、その意味ではベスト4まで進んだことで名前倒れではないことを証明した。グループリーグで何人かの選手を休ませていたとはいえイングランドを倒し、準々決勝では王国ブラジルを倒してみせた。特にブラジル戦に関してはスコアは2-1だがほぼ完勝といっていい内容だった。
 では、何故フランスに負けたのか・・・試合を見る限り”運が悪かった”という形容があっているのかと思う。グリーズマン、エムバベにはやられていないし前半に限っていえばベルギーペースで進んだとも言えなくない。フランスの毛件不足の両SB相手にアザールもシャドリも優位な戦いを演じた。それでも前半はフランスが耐え、後半にウムティティのヘッド1発に沈んだ。その後カラスコやメルテンスといった攻撃的な先取を投入して状況を打開しようとしたが、寧ろ前線が窮屈になりクロスを入れても効果的に攻められず敗れた。
 ヴィルモツから監督を引き継いだロベルト・マルチネスが非常に攻撃的なチームを作り、選手の特性とも合っていたのか非常に魅力的名チームになった。アザールやデ・ブライネは言うに及ばずクラブではパっとしないフェライニまでもが中盤で活き活きとプレーしていた。守備でもコンパニを中心に最後尾のクルトワまで穴のないチームだった。強いて言えばDF陣にスピードがないため攻め込んでいてもフランスのカウンターに手を焼いていた感はある。”強豪相手にゴールできない”と揶揄されるルカクもそれを跳ね返すことはできなかった。本当にしっかり守れるチームが相手だと逆に脆さが出るのかもしれない。この国で今後も有能な先取が現れるのか、今回以上の成績を上げることはあるのか、そしてタイトルを取れるチームになれるのか・・・神のみぞ知るだが今回の成績を糧に飛躍して欲しいと思わせるチームだった。

●イングランド●

 現在、世界最高峰のリーグを持つ国にいる選手たち・・・才能も若さもあるチームだが下馬評は芳しくなかった。それも無理もなく前回大会はグループリーグ敗退、EURO2016では”サッカー選手より火山の方が多い”と言われたアイスランドに屈辱的な敗退を喫した。才能ある選手たちもどこか”おとなしく”パッションを感じない部分もあった。
 そんな選手たちを若いサウスゲイトがしっかりまとめ90年以来、あのベッカムたちも成し得なかったベスト4へと勝ち進んだ。ベルギーには敗れたがセットプレーを軸にそつなく勝利を治めていった。特にエースのケインがしっかり得点して勝っているところが印象的だった。監督のサウスゲイトも今大会2番目に若いチームをまとめ上げ、フォーメーションも4-4-2から選手たちがクラブで使い慣れている3バックを採用し柔軟な対応を見せた。
 準決勝クロアチア戦も先制して試合を優位に進めたが同点にされてからバタつき始め最後はどこかエアポケットのような状態になったところをマンジュキッチに決められ敗退・・・66年以来の決勝進出とはならなかった。敗因としては経験の差というのが的を得ていると思われる。色々なリーグで色々な経験をした選手たちを揃えるクロアチアの方が上だったということか・・・しかし、自分たちの戦い方を貫いてベスト4まで勝ち上がったことは胸を張っていいと思う。ケインだけでなくスターリングのスピードやトリッピアーの精度の高いクロスも世界に通用することを証明した。特にプレースキックを任されたトリッピアーはこれからケインとともにスパーズだけでなくイングランドを支えることになるだろう。このメンバーでも4年後を十分狙えるし、下のカテゴリーではイングランドはタイトルを勝ち取っている。その選手たちも伸びてくれば、タイトルを獲る日が来てもおかしくないと思われる。

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