【Russia2018】ここまでの感想・・・Vol.8

投稿者: | 2018年7月3日
Pocket
Facebook にシェア

 全然追いついていないことは重々承知だがPKに縺れた2試合のレビュー・・・

Spain 1-1 Russia
(Russia win 4-3 on penalties)

Ignashevich (11 og)

Dzyuba (41 pen)

 前日の2試合が派手な試合だったが、この日の2試合は重苦しい時間帯もある2試合だった。FIFAランキング最下位のロシアが大方の予想に反してトーナメント進出。それでも下馬評は当然の如くスペインだった。それを象徴するように11分、右CKからボールがファーに流れるとラモスとイグナシェビッチが縺れながら転倒するとボールがイグナシェビッチの足に当たりゴールに突き刺さりスペインが先制。いつものようにパスを回して攻めるスペインに対して、ロシアは前線のジュバにボールを入れて展開しようとする。ボール支配は予想通りスペインで試合を優位に進めるが41分、右から入ったボールに対してピケが本当に馬鹿らしくもわざとらしいハンドを冒しロシアにPKが与えられる。後ろ向きの状態で手に当たっているがどう見てもわざと伸ばしている。このPKをジュバが冷静に決めロシアが前半で追いつく。
 その後試合は若干膠着。スペインはイニエスタやカルバハル、ロシアは何故かスタメンを外れていたチェリシェフやスモロフを投入。ゴロビンを軸に攻めるが、どちらかというと守備の意識。延長に入ってもその流れは変わらず、ロシアはPKも仕方ないしという戦い方。スペインにしても決め手を欠きロドリゴを入れいい突破でチャンスを演出するも試合は動かずPK戦に突入。
 PK戦はともに2人目までが成功するがスペインの3人目コケがアキンフェエフに止められロシアがリード・・・その後も全員が決めるロシアに対してスペインは5人目のイアゴ・アスパスも外し決着。開催国ロシアが優勝候補の一角スペインを下した。
 ピケのせいで負けたわけではないが、あのハンドはあまりにも愚かだった。仮に1-0で試合が進んだらロシアは冷静にプレーできただろうか・・・チェリシェフをスタメンで起用しないことで守備的に戦う予想だったロシアはその通りに高さを前面に出す戦い方だった。結果的に彼らの期待通りに試合は進みロシアとして初の準々決勝に名乗りを上げた。果たして次の試合も同じように戦うのだろうか・・・いずれにせよ前日のアルゼンチン、ポルトガルに続きまたしても優勝候補が消えたことになる。

Croatia 1-1 Denmark
(Croatia win 3-2 on penalties)

Mandzukic (4)

M Jorgensen(1)

 動きも重くパスをすればほとんどがミスパス、やる事なすことすべてうまくいかなかったクロアチア・・・それに対し高さを活かし、相手ゴール前ではクロアチアのお株を奪うようなパス回しで思い通りに試合を進めたデンマーク・・・そして勝利したのはクロアチアだった。日本人コメンテーターが”優勝候補”クロアチアについて語っている最中にデンマークが右からのロングスローがファーまで流れM・ヨルゲンセンがこれを蹴るとGKスバシッチが体に当てるもボールはゴールに転がった。意外な形でしかも意外なチームが先制して始まった試合だが直後の4分、ゴール前でマンジュキッチが反転しながら押し込みクロアチアが追いつく。この試合の見せ場はほぼここまでだったといっても過言ではない。その後はほとんど中だるみのような試合だった。その原因はやはりクロアチアで本当に選手たちの体が重く走ることができない。そのためモドリッチがボールを持っても展開できない。パスを回そうとしてもほとんどのボールがサイドラインを割っているよう印象だった。
 後半に入っても展開は変わらず、ボール保持はクロアチアだが持っているだけで攻撃のテンポ、形はデンマークの方がよく、エリクセンはもとよりこの日はポウルセンが非常にいい走りや切り返しでチャンスを作っていた。そのまま延長に入ると116分一瞬の隙を突いたクロアチアのレビッチが抜け出しシュマイケルもかわしたところでザンカがバックチャージ。ほとんど見せ場のない試合で久々に見せ場が訪れる。キッカーはモドリッチだったが、右に蹴ったボールはシュマイケルに読まれ、がっちりとキャッチされる。観戦に来ていた父、ピーター・シュマイケルも吼える・・・結局このままPK戦に突入・・・デンマークの1人目はエースのエリクセン・・・が、いきなり失敗。優位に立ったクロアチアだが、こちらもバデリが止められる。その後、2人目と3人目はとも成功、デンマーク4人目はベテランのシェーネだったが止められる。今度こそ優位に立つかと思われたクロアチアだったが、こちらもピバリッチが失敗。どちらも優位に立てない状況が続いたがデンマークはニコライ・ヨルゲンセンも失敗。最後はクロアチアのラキティッチがきっちり決め、長い戦いに終止符を打った。
 試合内容からすれば勝者はデンマークのはずだった。よく散々攻めながら勝ちきれない試合で「これがフットボール」という言葉を耳にするが、デンマークからすればそんな心境になる試合だったか・・・本来であれば敗退していておかしくないクロアチア・・・それでも勝利したことをポジティブに捉えるべきか。彼らが優勝できるかは分からないが、終わってみればこの試合が”生みの苦しみ”になるのかもしれない。次は開催国のロシア・・・苦しい戦いは続く。

Pocket
Facebook にシェア

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です