【Russia2018】ここまでの感想・・・Vol.6

投稿者: | 2018年6月30日
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 気づけばグループリーグ終了・・・結局見れない試合がいくつもあり、その内HDDの容量がなくなり最後まで録画できなかった試合が今のところ3試合と散々な状態。そのため偏った感想になるかもしれないが、いくつか思うことを書いておく。愚痴も含まれるが・・・

●最後はドイツが・・・勝てなかった・・・●

 1試合目のメキシコ戦を落としたが、メキシコも強豪なので「こんなこともあるだろう」と気に留めなかったが、まさか韓国にまで負けるとは思わなかった。やたらと波乱含みの今大会を象徴するような出来事だが、実はこのところディフェンディングチャンピオンは次の大会でいい成績を残せていない。
 それもドイツである。前評判が高かろうが低かろうが本大会になれば辻褄を合わせてくる。緒戦からとにかくシュートが枠を捉えない。メキシコ戦では枠に嫌われたりと不運も合ったがスウェーデン戦、特に韓国戦は酷かった。攻めに関しても最後のところで行き詰っている感じで、4年前のスムーズさがなかった。ドイツにしては珍しいヴェルナーというスピードで勝負するFW起用も実を結ばなかった。スウェーデン戦は後半からヴェルナーを左に置き前線にゴメスを入れることでヴェルナーの突破が活きるようになり同点、最後は失点の起点となったクロースのFKで何とか逆転に漕ぎ着けた。しかし、韓国戦ではまたしてもシュートが枠に飛ばない。相手GKの攻守もあったがそれ以上にシュートを枠に飛ばせず、どんどん焦りが増し最後は2点取られて終了。
 おそらくこれからドイツメディアを中心に敗因探しが行われるはず。エジルとギュンドアンの問題や選手、スタッフが傲慢になっていたとの推測もされているが、むしろレーヴが保守的になったことが大きな要因ではないかと思う。最終的にザネを外したのがその象徴的で自分が今まで率いてきたメンバーに手を加えることを嫌ったのではないか・・・長期政権を引き、成功も収めたチームを変革させなかった。調子の上がらないエジル、ケディラを起用し続け、ザネを召集しなかったことで戦術変更のプランも減った・・・契約延長を行ったレーヴだが、彼のドイツを見るのはこれが最後だろう・・・

”ズラタンがいないのに・・・”の違和感

そのドイツがいたグループを1位通過したのは、まさかのスウェーデンだった。予選プレーオフでイタリアを敗退に追い込んでおいるが、実は同じグループだったオランダも蹴落としフランスにも土を着けている。これだけのことを行っているのだから別に波乱ではない。そのスウェーデンが語られるとき多くの人が言っていることがある・・・

”ズラタンがいないのに・・・”

 たしかにズラタンは偉大な選手で1人で試合を決することができるだけの力を持っている。彼がいるだけで相手マークを引き付けるだけの威圧感もある。だが、言うほどズラタンがいたころ得点力があったか・・・爆発的な攻撃力があったか・・・答えは絶対に「ノー」だ。そもそもスウェーデンは今も昔も堅守が売りのチームでそれをベースにしたカウンターと高さを活かしたセットプレーで少ない得点で勝ち抜くチームだ。ズラタンはあくまで”突然変異”である。3位になった94年もダーリンにK・アンデション、ブロリンやテルンといったタレントがいたが、1人に頼ったサッカーはしていなかったし、死のグループを勝ち上がった2002年もラーションやリュングベリを有したがベースは守備だった。結局このときはDFの要、パトリック・アンデションが怪我で1試合も出場できず、途中でリュングベリも怪我で離脱した。それでも勝ち上がったスウェーデンの評価はほとんどされず、世間は”アルゼンチン敗退”に”湧いていた”。今回のチームはそのころの状態、スウェーデン代表の本来の姿に戻っただけである。
 気になるのはこのような発言が、それなりに注目されるサッカージャーナリストとか呼ばれている連中から発せられていることで、「まぁどうせスウェーデンというチームにたいして興味ないんだろうな」といった感じられる。

もう少し見ていたかった国々

 強豪国が苦労する中で、中堅国のうち敗れはしたが、もう少し見ていたかった思わせるチームがいくつかあった。予想通りのグループリーグ敗退ではあるが、それぞれちゃんと”色”持っていたチームを独断と偏見で選んでみた。
 まずは、グループCのペルー。9大会ぶりの出場でグループ突破の可能性がなくなった最終のオーストラリア戦でもしっかり戦い自国民に勝利をプレゼントした。パスを繋いで小気味よく攻め込み、フィニッシュまで持ち込むこともできし選手1人1人のスキルもしっかりしており、大崩れせずしっかり戦える印象を持った。悔やまれるのはデンマーク戦のPK失敗。そのデンマークとの試合は特色の違うチームが、その特色を出しあった好ゲームだった。
 決勝トーナメントに1チームも進出できなかったアフリカ勢・・・そんな中でもナイジェリアとモロッコはいいチームだったと思う。今までナイジェリアは身体能力を全面に押し出し、ともすれば個人技に走り自滅するような印象があったが、今回のナイジェリアは組織的にヨーロッパナイズされたチームだった。モーゼスやムサといったタレントもしっかり活躍した。そのヨーロッパ的な組織が彼らの躍動感を奪った感じもするが、アフリカのチームの新しい形が生まれた気がした。
 スキルを駆使して攻撃を組み立てていたのがモロッコ・・・緒戦イランに敗れ次のポルトガルにも敗戦。最終戦を待たずに敗退は決まったがスペイン戦では誇りをかけて戦い2-2という維持を見せた。中盤での速い細かいパスで相手を翻弄しゴール前までは行けたがそれを押し込める前線の選手が欠けていた。納得のグループリーグ敗退だが決してワールドカップ進出がフロックではないことを証明した。

 書きたいことを書いたが何だかんだで楽しんでいるワールドカップも今日から決勝トーナメント。ここまで苦戦続きの強豪国がそろそろギアを入れてくるのか、それともやはり波乱だらけの大会になるのか・・・個人的には後者であって欲しいと思いながら、最後まで楽しみたい。

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